どうしてぼくらはだめなのか

アスペルガー?ADHD?パーソナリティー障害?ぎりぎりのところでそのどれでもない夫婦の、傷だらけの日々

03:うれしいの感性

付き合い始めたばかりのころ、彼女にプレゼントをしたことがあります。

彼女は僕のことをあるキャラクターの名前で呼んでいたので、

そのキャラクターにちなんだグッズを選んで。

喜んでくれるかな、と思い渡した瞬間のリアクションは今でも忘れません。

 

「うれしくないです!!」

 

・・・・。そりゃ、絶対に喜ばれるなんて思ってませんよ?感動を強要するつもりもないし、正直、これいらないなって感じるプレゼントがあるのもわかるけど。

でも、面と向かってこのリアクションはないでしょう。とりあえず「ありがとう」って言いません?

と、その時は今後のふたりの関係に不安を感じさせる、なかなかの重たい一発をみぞおちに叩き込まれたわけでした。

でも今になって思います。こういう気持ちになるってことは、やっぱりどこかにリアクション、それも自分が思い描いているリアクションを期待してるってことなんだと思うんです。そして、予想だにしなかったリアクションが返ってきたことに腹が立ったり、がっかりしてしまう。

難しいですけど、「リアクションの期待」なんてしないでプレゼントできてたら、きっとこんな気持ちにはならなかった(残念とは感じても、そこまで落ち込まないですむ)のかな、と思いますね。当たり前か。

特に、思ったことを思ったように口にしてしまいがちな人が相手の時はなおのこと。

今は、彼女の欲しいものを聞いてからプレゼントします。これが安心安全です。

うれしいの感性やありがとうの感度がみんな一緒とは限らない